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作曲家 綿引浩太郎のブログ

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特別講義『日本の戦時下の音楽について』へ

今日は夕方から日本の戦時下の音楽についての特別講義を受けてきました。
最近 劇判音楽の作曲家について調べていて 中には並行して現代音楽を書いている作曲家もいれば 戦時下で軍の音楽を書いた過去のある作曲家もいるわけです。
そこに様々な疑問を抱いていたこともあり 今日の講義は思いの外 私にとって興味深いものになりました。

何を書くべきなのか、何を表現すべきなのかを考える、
この考える選択肢があるのは現代に生きる我々の幸福であり不幸であるわけで…。
何を表現したいのか、それは まさしく最近私が自らに問いていた事なので 講義を聞きながら更に深く考え込んでしまった次第です。

それと 戦時下の軍歌や戦時歌謡などを聞いたり譜面を見てわかったのは「歌詞や題名というものの強さ(情報力)」これかもしれません。音楽本質からすれば二次的情報にも関わらず 人が音楽に触れたときに抽象ではない絶対的なものとして入ってくる『言葉』というもの これはやはり凄く強いものだと感じた次第です。音楽は同じでも タイトルや詩が違えば全くの別物ですし。
講義にきてくださった先生を引き止めて 講義後に1時間も話込んでしまいましたが、えるものはあったので良かったと思っています。
それと戦後日本音楽界(クラッシック界?)の軌跡についての知識が足りないことが顕著になったので 早速 時間を割いて頭に叩き込みます。

感情音楽、情景音楽、それを複合した作品音楽(?)ばかりを書いている私ですが これから何を書いていくか、何を表現していきたいのか考えどころです。
もちろん 伝えるための手段や選択肢の習得という意味でも 勉強が不可欠ですが…。
口先ばかりもよくないので とりあえず 今日はここまでで。とりあえず 音楽と相対しなくては。
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