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作曲家 綿引浩太郎のブログ

演奏会作品の作曲~映画音楽の作曲まで承ります。 最新情報は新しい公式サイト kwmusic.net をご覧ください。 スマホ・タブレットの方は、PC版サイトだとメニューが表示されます。

ASK?FILM FESTIVAL 2011 Vol.07 にて、上映が決定♪

ASK?FILM FESTIVAL 2011 Vol.07 (7/25 - 8/6)で
アリスが落ちた穴の中~Dark Marchen Show!!』の上映が決定しました♪

日時:8月3日13:00~
日時:8月4日19:00~
日時:8月6日15:00~

場所:ArtSpaceKimura
(地下鉄銀座線「京橋駅」より徒歩1分、JR「東京駅」より徒歩10分)

料金:入れ替え制 各プログラム入場料500円  全プログラムパスポート1500円


詳しくは、映画祭の公式サイトや、映画の公式サイトをご覧になっていただければと思います。
興味をお持ちになっていただけて、お時間のある方は、足をお運びいただければ幸いです。


さて、近況ですが、3重奏(フルート・ピアノ・コントラバス)の楽譜は諸々の事情により急がない事になり、この夏の最大の課題、オーケストラの曲を書き始めました。8月いっぱいに書き上げなければならないのですが、気合と根性で暑い夏に熱く頑張りたいと思います。(締切が8月いっぱいってあたりが、まるで夏休みの宿題のような気もして少しげんなりしますが(><。。。)。


昨日、楽譜を買いに銀座へ行ったのですが、なんと久石譲さんの「Melodyphony」のオーケストラスコアが発売になっているではないですか!!??、感激して即購入してしまいました。この「Melodyphony」何が良いのかって、私にとっての目玉は「水の旅人」のテーマ音楽が入っていることなのです。小学校に入る頃に知り、オーケストラ音楽に憧れるきっかけになった音楽なのですが、物心着いた頃に探しましたが、、サントラCDもなく、ピアノの楽譜だけ入手して想像で補間していたわけですが、CDに収録され、オーケストラスコアまで手に入るなんて、約20年目の奇跡という感覚でして(生きていてみるものですね・・)。まぁ、昨夜、朝5時まで、CDを聞きながら楽譜を見て、オーケストラスコアで細部はこのようになっていたのか!!と、感動したのは言うまでもないのですが・・・(^^;)。
感動も束の間、私も作曲家の端くれ、書法で盗めるところは盗みたいわけで、分析しながら冷静に聞いて勉強したいと思います。

昨日買ったのは「Melodyphony」のフルスコアだけでなく、STEVE REICHの「TEHILLIM」も購入してきました。スティーブライヒの音楽との出会いは大学時代のことで、作曲の師や先輩から教えていただきはまった音楽なのですが、CDは買えたものの楽譜は超高級品で買えなかったというわけなのです・・・。現代音楽関連の楽譜は、需要の無さによる経済問題か、作曲家が生きていて著作権料のせいなのか、異様に高いのです。さて、この「TEHILLIM」は訳すとしたら「詩篇」ということになるようで、旧約聖書ヘブライ語テキストを歌い上げています。
一度だけ国内(日本)初演された生演奏も聞いたことがあるのですが、率直な感想としては、クリスマスに日本で第九が演奏されるのは永遠の謎ですが、その第九と同じような効果が期待できる壮大な音楽だなぁ・・・といった感じでした。
曲の内容は、本当に日ごろ聞く音楽とは全く違ったスタイルでして、使っている楽器は西洋オーケストラの楽器でありながら、内容はクラッシックとは異質であり、不思議な感覚を呼び起こす音楽なのです。変拍子が特徴の一つではあるが、ユダヤの伝統的な旋律が様々に現れるのが楽曲の特徴であるように思います。はてさて、私は楽曲を聴き、楽譜を分析して、この曲から何を学べるのか・・・、この夏は学ぶことが多そうです。
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