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作曲家 綿引浩太郎のブログ

演奏会作品の作曲~映画音楽の作曲まで承ります。 最新情報は新しい公式サイト kwmusic.net をご覧ください。 スマホ・タブレットの方は、PC版サイトだとメニューが表示されます。

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ピアソラの音楽が心に染みる…

徹夜をして忙しい1日が過ぎて、今夜を越えると既に締め切り一週間前。
今月中にあと2曲仕上げなくては…まあ誰も困らない自らが自らに課した締切だが 信念や信条のようなもので3年前から締切を破ったことは未だにないし、破りたくはない。

休日の夜 田舎から大都心に向かって電車に揺られ 車窓から夜景を見ながらピアソラに打ちひしがれている俺が相変わらずいる。何も変わっていないのか 変わったのか、書きあがってみればわかることなのだから とにかく今は形にしてみるほかないのだが…。思考そして感情を時間化していく作業はとても神聖なようでいて、とても醜悪で、とても醜悪なようであってもどこか神聖な行為だと思えてならない。某作曲家の本からの受け売りだが 創造の衝動は破壊の衝動と変わらない類のものらしい…。『ある作曲家が個性を貫いた結果得たものは 貧乏と孤絶だった』とか…。『芸術家というのは無人の広野を独りゆく阿呆なのだ』とか。『音楽は自己を破壊するための巧妙なる自殺機械であり、正気と狂気の間をくるくるとうつろう思考の遊戯』なのだそうだ。
『能動的な狂気を破棄した結果 優しき性格破綻者の自画像になりつつある』とつづいていたが実に興味深いユーモア溢れる表現だろう。

きっと今の僕はとにかくひたすらに努力するほかないんだろう…。
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