雨の降る日曜日の朝 未選択 2008年11月16日 金曜日、夕方からをも乗り切った。眠気との戦いでありカフェインの過剰摂取でキメたみたいになってしまうのでは、、と不安になり胃薬+水分で体を清浄化。この日は昼に続き夜も某所にてラーメン(つけめん)を食べた、これが美味しすぎて(笑)、必ず再訪の予定♪土曜日、渋谷へ映画を見に行ってきた。「ベルリンフィル、最高のハーモニーを求めて」、内容はベルリンフィルのアジアツアーに密着したドキュメンタリー。とにかく内容は数々のドキュメンタリーがある中、音楽をやるものにとって この映画は圧巻である。とにかく真剣に音楽をやるということを考えさせられる映画であり、音楽家への教訓映画でもあるし、一般人へのオーケストラの紹介映画でもあるように受け取れた。私が好きな空気の一つに「本番ステージへと続くホールの廊下を 一人その緊張感と高揚感を感じながら変身する」というのがあるのだが、指揮者サイモンラトルが劇中でそれに近いことを語り、体現していて心から感激した。劇中で語られる団員の言葉は重く厳しいものだが、世界第一級のオーケストラに所属するその名誉と責任は私の想像を圧倒的に超えるものに違いない。もちろん彼らも人間なのだが音楽(楽器、曲)に向けるエネルギーの質や量が一級であるのだろう。自分の内面世界と向き合いながらも、外面世界への欲求を持った表現者(演奏家)達…、私は想像し創作する側の芸術家になりたいが、その作曲という行為の先にそんな演奏家達が待ち受けていることを思うと、作曲の本質が難しいものに思えてくる。それは、素晴らしい演奏達家が時間をかけるに値する曲でなくてはならないのだ。…また口だけになりそうなので とりあえずこの教訓を頭に刻み勉強に励むこととする。この映画をみて、とにかく演奏家という芸術家達は本当に凄い人達だ、と思った次第である。日曜日朝、レッドクリフとダークナイトのサントラを聞いて気持ちを引き締めながら電車に飛び乗った。やるべきことを自覚し行動し続けていられるならば 内面世界に狂いは生じず、外面世界の捉え方を間違えないでいられると思いたい。自分を追いつめ過ぎずに日々を楽しみ、心の根底で最低限の規範を守り続ける限り、世界を異質に、もしくは自らに違和感を感じる極限の不安が訪れることはないはずなのだ。人に、そして音楽に対する真摯な姿勢を大事にしなくてはならないと 雨の静かな音を聞きながら 思う次第である。 PR