編曲祭り中 未選択 2012年05月09日 先週末から、ひたすらに編曲をしています。2本とか3本のアンサンブルなので、和音を鳴らすのがやっとこという感じですが、対位法的に音楽を書く勉強には最適で、せっかく勉強した知識を使って仕事ができて良い経験になるな~ってのが正直な感想です。それと、作曲と比較するとこれほど楽な作業は無いなぁ~っていう(汗)。いや、頭使って「どれが綺麗に響くかな~」とか、「こういう風に変えればリズムが生きるかな~」とか真剣に考えるわけですが、ゼロからの想像と比べると、比べられないぐらい楽です・・・もしかして、私が編曲の極意を分かっておらず、真髄に触れていないからそう感じてしまうのやもしれませんが・・・。 ただ、問題は曲数なのです。もう6曲書き終わったのですが、残り7曲。明日一日で終わるのか・・・いや、終わらせます(汗)。 同時進行で3月に書いた吹奏楽曲の手直しもしております。う~ん、鳴らせる機会があると良いのですが、大編成を鳴らす機会を得るというのはなかなか難しいものです。これも時間が経ってから、改めて見ると、自分の作品のはずが、他人の作品に見えて、間違いやらより良い書き方に気づくことができて、これもまた勉強になります・・・。 そんでもって、先日、待っていた映像作品の参考映像が各方面よりまとめて届きまして、「編集待ちだから~」、「依頼書(詳細な指示書やら台本やら)待ちだから~」なんて言ってられず、自分のターン(作曲する時間)が回ってきて、譜面書いてる時間以外(寝るために横になったときなど)も、頭の隅っこで映像にどのようなアプローチをするか思案しております。先日、映像音楽で有名な作曲家の方の文章を読んだら、初見のイメージのみを大切にして音楽を書くのだとか・・・、基本、一回見るだけ、あとは見ない。映像に対するアプローチは音楽の内容だけでなく、この映像との向き合い方も人それぞれなのですね。何度も見る人もいれば、一回で書く人もいる。もしくは、時によりアプローチを変えてみたり・・・。凡人な私は浮かべば回数が少なくて書けるし、浮かばないと必死で何回も見てあがいたりするという行き当たりばったりなのですが・・・。 また、不思議なもので、これまでに書いたことのない音楽を映像作家や監督から依頼していただくことで、自分の可能性を広げていただいたりして、はてさて、作曲家としてワクワクする楽しさと不安やらプレッシャーなども同時に感じるのですが、これも仕事の醍醐味というものと思い頑張ります。 追伸:週末に自作品(拙作ですが・・・)を出品してる作曲コンクールの本選会があります。ご興味があって、お時間のある方は聞きにいらしていただけたら幸いです。公式ウェブサイトのトップに情報を載せております。よろしければ、御参照ください。( http://negi.jpn.ph/kaizer/ ) PR